今年も早いもので年が明けて半年が過ぎ、これから年末までの半年となりました。さて、前半に始まったコロナ禍により日本の経済力が各指標軒並みマイナスとなっております。このまま下げ止まればいいのですが、政府や現都知事が口だけで「下げ止まった」「落ち着いてきた」のフレーズを真に受けるわけには参りません。今は感染者数が落ち着いているだけなので・・・。この先の初冬にパンデミックを想定しているのですが、このリスクに対して数多くのリスクを考えると「外出自粛」「営業自粛」「移動自粛」の再開がひとつ。個人法人問わず「資金繰りによる倒産や破産増加」がひとつ。そして、経済先行き不安からの「株価下落」「長期金利上昇」による価値の毀損がひとつ。そして「地震」のリスク・・・。ひとつひとつのフレーズから、どれだけ想像して想定出来るのか?これが、舵取りをするトップの見識なのです。

ここまでのコロナ禍対応で思うのは、国も都も場当たり対応の感がしてしょうがなくて、これからのパンデミック、収入困窮、生活破壊に対しての準備をしているとは思えないのです。特に、非正規・パートタイマー・フリーターの日給月給者に対して・・・。また、個人営業・零細企業での数少ないスタッフ・・・。

今回、特定給付として住民票記載の一人一人に一律10万円の支給が行われておりますが、はっきりいってスズメの涙の金額です。これから将来を担う若者たちに対しては、毎月10万づつ支給してもいいくらい。お金で安心が得られるのであれば、是非行うべきなのです。

というのも、相模原市内の施設所長の話を聞くと育児放棄が増えていて、原因は収入減や無収入になる親が増えつつある。親が自分の事でいっぱいいっぱいで、子供の事すらも守れなくなっている現状から思ったのです。

100年前にもパンデミックで第一次大戦が終わり、世界恐慌となり、そして日中事変からの第二次世界大戦突入となりました。歴史を振り返って現代では同じことは起こらない・・・と思うけど、何があっても大丈夫でいる為に気持ちはいつもアラートを意識して活動していくのでした。