一昨日の業界定休日はコロナ閉鎖後初めてとなる相模原地裁による競売開札。二つの物件に入札したのですが、ひとつは負け。ひとつは勝ちで一勝一敗イーブンの結果なのでした。

個人的には負けた方を落としたかったのですが、、、その物件は共有持ち分の競売で予想は、200万天井のものに700万の入札が入りたまげました。背景予測をすると、持分所有者の関係者=親族あたりに入札してもらった感じの価格なのです。僕が落札したらまず一つ目のオプション。それは共有者に「持分買戻し」の交渉。これは落札価格に係数を掛けて買い戻し価格を決めて買ってもらうのです。

そして、二つ目のオプション。「持分使用面積からの貸借」による家賃。これは周辺㎡賃料を掛け合わせ、2年更新での使用契約締結。この使用契約がミソなのね。

そして、両方とも不調なら「共有財産分割の訴訟」で公選鑑定人または私選鑑定人に再度値付けをしてもらうのです。この鑑定人の選定がキモで、原告側で用意できるとラッキーなのです。

それは、整合性のとれる裁判に耐えられる範囲の価格増額があるからね。

でも、落札価格が価値の6倍近い価格の700万円に夢で終わったのでした・・・。

二つ目は落札したのですが、次順位との差が10万円・・・。天地の差の10万円なのでした。

その10万円に思い出したのが、次順位の悔しさ。
二番手は「あと11万上げとけば取れたのに・・・。」の心情がわかるからなのです。

一時競売でしか商品不動産を買えない時期があって、その時も取れればいいけど次順位も多々あり、「あと数万円・・・数千円・・・」で悔しい思いをしたから思い出したのでした。
その時の悔しさは落札者に向けてじゃなくて、自分に向けてだから尚更悔しいのです。

久しぶりにいろんな事を思い出させてくれた「競売」でした♪