2020第一四半期の1か月目が今日で締まります。スコアンとしてのスタートダッシュは成功しましたが、明日からの5月・6月は見込み数字も半減の予想なのです。その原因で大きいのが、コロナ禍による裁判業務の停止。停止中は抵当権執行した債権者との協議も出来ないのです。協議が出来ないと、配分の擦り合わせも出来ないし、契約も出来なくなって、買取も成就できなくなることになるのです。

非常事態期間も伸びるし5月も「捨て」を前提で組み立て直しなのです・・・。

僕が今まで仕入れしてきて突き詰めていった結果、所有者からの直接買い取りに行きつくのですが、大手のように認知度が低い個人営業では、業界仲間の情報と競売前の買取オファーが大事なところ。期日入札をされる不動産所有者は落札されて明渡の時に移転費用なんか出なくなっていて、下手すると執行官を伴う明渡の執行で荷物を全部出されておしまいになるのね。それって、残酷な事で次の住まいが有ろうが無かろうがお構いなしに行われるから・・・。それを酷いと思うか、しょうがないと思うかは立場や人それぞれ違う事だけど、僕としてはその前の段階で「住まい」だけは確保してあげたいからね。

これから、滞納が増えるのは見えていて、お家を手放すケースも比例するように増えると読んでおります。その時に、相談すべき順番があって、一番最初は「銀行」ここで、住宅ローンの返済額減額と完済期日の延長をお願いするのです。また、ローンを滞納する人にありがちな「クレジット」「カードローン」についても同様に各社と交渉するのです。そうしないと、生活の立て直しに後々響くから。そして、各種ローンの支払い減額が成功したら次は現実入金される収入の見直し。これには、家族がひとつにまとまらないとならない部分で、今のように家族と過ごす時間が多いとき、家族で散歩したりしながら家族の和を強くしたうえで家族会議なのです。女房子供に頭を下げて、自分の恥ずかしさや惨めな気持ちを本心から伝えるのです。再起のスタートは、このお父さんのメンツや威厳を捨てれるかにかかってもいるのですから・・・・。

競売前不動産をしていると、家族や本人の暗部を見ざるを得ないけど、その上で僕なりにでた答えなのでした♪