来週には新しい月を迎えます。そこで、上期を振り返ってみると去年同様コロナ感染に日本中が一喜一憂の日々を過ごしておりました。
ただ、去年と違うのは「未知の恐怖」が少なくなり、「日常としての注意」に恐怖レベルが下がった感じを受けております。
この、心理的恐怖が軽減されたおかげで、不動産流通、特に戸建・区分ファミリー売買においては活況となっているのです。
しかしこの「活況」が僕からすると危惧するところで、売り買いする側からすると「モノが無いから高くなる」そして「高くても買う」「買わないと買えない」の心理になり始めているのです。
土地売却、戸建売却を依頼された場合、懇意業者に購入価格確認→価格差があればレインズ→そして一般層。と、情報が広がるのだけど、業者目線は事、戸建・区分ファミリーにおいては一般層の価格で仕入業者が動き始めております。
そして、今までの価格より10~30%の高値で売り出し、成約しているのです。
値上げしても一般需要層が就いてくる・・・。すごい事です。バブルの匂いがプンプンします。
反面、売却用地、売却戸建が少なくて仕入れ業者向けの段階で成約価格が少しづつ上がっているから、結果として「高値仕入」となっているのです。その上での資材値上げが重なり売出価格が上がっているのもあるのです。
よく、コロナ後の景気回復って言われるけど、土地や物件を抑えられる業者からすると、もうこの時期で前年比+となりはじめております。そして、下期に去年のマイナスを、どこまでプラスへ伸ばせるか?が経営者のミッションなのですね。
しかしどこまでがこれが続くのか? って考えると・・・いつかは止まる。
その時期についての読みは、各会社というよりも経営者・決済者ひとりひとりの読み、洞察、推測になります。
では、スコアンは?
仕掛けて待つ案件。即購入対応の案件。収益得ながら販売する案件。この辺のバランスを取りながら、ひとつひとつ進めて2021上期をプラスで終わらせるのでした♪