物件売買

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2021.9.2

上期・第二四半期の最終月になりました。今月は利益確保の追い込みと来期の準備に忙しくなりそうです。 でも、たまに思う事があって「不動産仲介の未来」はどうなる?ってこと。 こんなことを思ったのも銀行業法が改正されて中小企業の株取得が出来るようになった事がひとつ。 そして、銀行を取り巻く環境がこのコロナ禍で更に厳しくなってきて、異業種への参入障壁も下がるのではないか? という危惧があって、ひとり「不動産業界」の未来を案じていたからなのです。 ここからは僕の予想で、銀行の不動産取引参入は近い将来・・・10年以内に起こります。 そして、既存の取引業者よりも利用者にとっては好条件となります。 例えば、5000万位の戸建購入予定のお客様。初めて購入する一次取得者です。このような需要層の行動は、大手のサイト閲覧して問合せ。そして内見、申込、契約となるのですが、このサイト閲覧の時にローン計算も行い、月額支払や頭金を並行してシュミレートするのです。 今までは、大手仲介を探して、条件が合わないと中小地場仲介に降りてきて、さらに零細仲介という流れがあったのですが、銀行が仲介することになると、購入の胆であるローン優遇をかけて資金面で安心を提供し、契約引渡しまでの道筋をワンストップで提供出来るようになります。 そして、人員に関しては株購入の資金提供という名のⅯ&Aで即戦体制を作り上げる・・・。 そうなると、脅威ですね。 自分含め、生き残りを左右することを「今」しているか? に繋がるのだけど、零細業者のひとりとして思うのは、生き残れるのは「主」と「元付」、「専門業者」だけと思うのです。 管理も安穏としていられません。 管理戸数が多ければ多いほどあの手この手でその会社の株を取得するために手を伸ばしてくるからね。 55歳の今、未来を真剣に考えるのでした。

By |2021-09-02T11:11:23+09:009月 2nd, 2021|News, 不動産を買う時、売る時, 不動産コンサル, 不動産業界実情, 物件売買|2021.9.2 はコメントを受け付けていません

2021.8.28

来週には新しい月を迎えます。そこで、上期を振り返ってみると去年同様コロナ感染に日本中が一喜一憂の日々を過ごしておりました。 ただ、去年と違うのは「未知の恐怖」が少なくなり、「日常としての注意」に恐怖レベルが下がった感じを受けております。 この、心理的恐怖が軽減されたおかげで、不動産流通、特に戸建・区分ファミリー売買においては活況となっているのです。   しかしこの「活況」が僕からすると危惧するところで、売り買いする側からすると「モノが無いから高くなる」そして「高くても買う」「買わないと買えない」の心理になり始めているのです。 土地売却、戸建売却を依頼された場合、懇意業者に購入価格確認→価格差があればレインズ→そして一般層。と、情報が広がるのだけど、業者目線は事、戸建・区分ファミリーにおいては一般層の価格で仕入業者が動き始めております。 そして、今までの価格より10~30%の高値で売り出し、成約しているのです。 値上げしても一般需要層が就いてくる・・・。すごい事です。バブルの匂いがプンプンします。 反面、売却用地、売却戸建が少なくて仕入れ業者向けの段階で成約価格が少しづつ上がっているから、結果として「高値仕入」となっているのです。その上での資材値上げが重なり売出価格が上がっているのもあるのです。 よく、コロナ後の景気回復って言われるけど、土地や物件を抑えられる業者からすると、もうこの時期で前年比+となりはじめております。そして、下期に去年のマイナスを、どこまでプラスへ伸ばせるか?が経営者のミッションなのですね。 しかしどこまでがこれが続くのか? って考えると・・・いつかは止まる。 その時期についての読みは、各会社というよりも経営者・決済者ひとりひとりの読み、洞察、推測になります。 では、スコアンは? 仕掛けて待つ案件。即購入対応の案件。収益得ながら販売する案件。この辺のバランスを取りながら、ひとつひとつ進めて2021上期をプラスで終わらせるのでした♪

By |2021-08-28T11:16:01+09:008月 28th, 2021|News, 不動産を買う時、売る時, 不動産コンサル, 不動産業界実情, 物件売買|2021.8.28 はコメントを受け付けていません

startblog 2020.3.12

財務省と内閣府が12日発表した1~3月期の法人企業景気予測調査によると、大企業全産業の景況判断指数はマイナス10.1(前期はマイナス6.2)・・・。 このことから、現在を起点とした来期見通しについては「明るくない」事が予想されます。 大企業回答と中小企業、また零細個人事業による感覚は全然違い、また業種によっても違います。 そして、勤務している社員も感じ方は違うのです。 来期に言えることは、現金=キャッシュが強くなる事。裏返すと、現金の毀損や自己資金の減少に対しての運営や生活が強くなるということになるのです。 特に、給与所得者については、昇給なし・ボーナス減もしくは無しの2020年度上期となるので、今以上に消費に対して委縮傾向となる事が予想されます。 消費者需要者の購入意欲も先行きの見通しから停滞から停止となる恐れが強く、一般向け売買仲介業・一般向け住宅需要は「厳冬期」「荒天期」に入る可能性が高く、どのような運営するかによって会社の浮沈にかかることになりますね。